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今時こんな丁寧にパンダアップデート対策を特集している名古屋のSEO Scene

2015/01/07カテゴリー:海外SEO記事

パンダアップデート対策

パンダアップデート、ペンギンアップデートは今では自動更新になっています。これまでは開始前にマット・カッツがチラッっとTwitterで予告してみたり、次のアップデート時期を予測するサイトなんかがあったりして

「もうすくパンダが来るぞ・・・」

みたいなある種のお祭り状態になってましたが。

 

今日は、「今更聞けない!パンダアップデート対策」的なノリで、パンダアップデート対策となるような内容の海外記事をサクッと日本語でお届けします。

そもそもパンダアップデートって「低品質なサイトの除外」のためのものなので、「じゃあパンダの対象にならないような”低品質じゃない”サイトコンテンツって何?」という考え方でお読み頂ければ幸いです。

 

今回参考にさせてもらった記事はコチラ:
10 Content Strategy Tips to Beat Panda and Penguin ( Search Engine Journal )


パンダアップデートの本質を理解しよう

 

パンダの本来の目的は、サイトコンテンツの品質向上のための啓蒙で、違反者の検索順位を下げるためのものです。そもそもは2011年に、低品質サイトを除去する目的で始まりました。

コンテンツファーム(低品質コンテンツの量産)がGoogleで上位表示されてしまうのは、そのコンテンツが優れているからという訳ではなく、単に(コンテンツの)量が多いからです。また、キーワードの過剰利用などでGoogleを欺こうとするわけです。この「低品質コンテンツ量産」×「キーワード過剰」のコンビネーションでコンテンツファームが上位に押し上がってしまい、本当に優れた価値あるサイトが2ページ目以降に埋もれてしまうという事態が発生してしまいました。こうしてコンテンツファームは絶頂期を向かえ、それを終わらせるためにパンダの仕事が始まったのです。

コンテンツファームの「栄光の日々」はほとんど終わったものの、低品質コンテンツは未だ残っているものもあります。パンダのインパクトはずいぶん小さくなってきて、今では「微調整」のレベルで目的を引継ぎ続けています。

 

パンダ4.1をおさらい

 

前回の大規模アップデートは2014年9月25日に始まりました。アップデート単体の影響は縮小していて、この時の影響は全体の3〜5%程度のものでした。

パンダアップデートの目的は「低品質サイトの除外」という事でブレていません。パンダ4.1は、小規模ながらも高品質なコンテンツを持つサイトを助けるよう仕上げられていました。これは大規模サイトと戦う小規模サイト達にとっては朗報でした。また、小規模・地域ビジネスのオーナーにとって、優れたコンテンツさえあれば充分に勝ち目が有る事を理解させる役割もありました。

 

パンダは「獲物」をどう選ぶのか

 

御存知の通り、パンダは「低品質コンテンツ」に飢えています。ところで、この「低品質」はどのような基準なのでしょうか。

 

質の悪いユーザー・エクスペリエンス

魅力がなく、情報価値のない内容。あなたのコンテンツが「価値を与えられない」ようなものだったら、次のパンダの餌食になるかもしれません。

 

薄すぎるコンテンツ

優れたコンテンツに形や量は関係しないが、今では「長いコンテンツ」が良いとされます。長いコンテンツの方がより大きなトラフィックを稼ぎ、ユーザーの滞在時間を長くさせ、興味を引きます。

 

重複コンテンツ

重複コンテンツはGoogleペナルティの対象です。パンダ4.1でも対象です。

 

キーワードスタッフィング(キーワード過剰利用)

残念なことに、キーワードスタッフィングの時代はまだ終わっていません。が、今ではもう通用しません。もしも今、亀裂をすり抜けているとしても、あとわずかの命でしょう。

 

時代遅れのコンテンツ

一年前に書いた記事、というわけではありません。もう古くなって、アクセスも生まず、現在ではソースとして使えなくなってしまったようなコンテンツの事です。

 

 

低品質コンテンツとペンギンアップデート

 

ペンギンアップデートはスパムを抹殺するために生まれました。特に、スパムリンクですね。スパムリンク生成は一番の違反行為です。自然リンクと人工リンクを区別する事は難しく、グレーゾーンもありますが、本来なら良いコンテンツには自然リンクが生まれるはずです。確固たるソースとして使えるような、正確なコンテンツは自然リンクの参照先になりやすい傾向があります。

重要なのは、リンクの事なんで気にせずにいかに効果的なコンテンツを制作できるか?という事です。リンクは後から付いてきます。そしてペンギンもそれをわかっているはずです。

 

パンダと上手に付き合う10の方法

 

ここまで、「低品質コンテンツ」とその手法についてお伝えしてきました。低品質コンテンツなんてやらない!でも、アドバイスが欲しい!というアナタは、ここから紹介する「パンダ・ペンギン予防策」をお読み下さい。

 

その1:コンテンツの質を向上させる

 

「質の高いコンテンツをユーザーに届けましょう」と言うのは簡単です。しかし、どのようにコンテンツの価値を高めるべきか、正確に理解しようとなると話は別です。

「質の高いコンテンツ」とは、Googleが求める「優れたユーザー・エクスペリエンス」の部分で合致します。以下をヒントに、サイトの品質向上にトライしてみましょう:

制作を始める前に、徹底的にリサーチする

ユーザーが探している内容は何でしょうか。ニーズを正確に理解すれば、コンテンツにハズレが無くなります。当然ですが、ユーザーにマッチしないコンテンツ制作に時間を浪費したくはありませんよね。

 

流行やトレンドを押さえる

業界でのトレンドの先端に居るという事です。便利でタイムリーなコンテンツはウケます。

 

比較例とイラストを使う

例やイラストがあるとコンテンツがグっとわかりやすくなります。関連ソースにリンクを貼ったり、優れたインフォグラフィックのためにデザイナーを起用したりしましょう。

 

構成は大事

ユーザー・エクスペリエンスの観点で言えば、コンテンツの構成やレイアウトもすごく大事です。ヘッドラインと共に段落を分割し、考えを整理するために箇条書きを使いましょう。

 

自分で読んでみて、編集し、もう一度読み上げる

誤字脱字のチェックのためです。不安であれば別の人にチェックしてもらってください。信じるか信じないかはあなた次第ですが、誤字脱字や文法のミスは検索順位に影響するとも言われています。

 

今ある低品質コンテンツを作り直す事は、時間と労力がかかります。しかし、長い目で見れば今はじめた方が絶対に良いです。たとえ最新版のパンダがやってこようが、もうGoogleの品質ガイドラインなんて気にしなくてよくなりますよ。

 

その2:更新を続ける

もはや関連性がなくなり、利用価値のなくなったコンテンツはパンダに弾かれます。今では間違いになってしまったような古いデータなどはパンダのペナルティの対象です。古い情報を持っているなら、アップデートを行なって下さい。いっそ、時事的で新しいコンテンツを作成するいい機会と考えましょう。

 

その3:名作であれ

トップに居座り続け、鮮度を保ち続けたいなら、「名作となる」事を考えて下さい。時代を越えるような、色褪せない「不朽の名作」はどんなコンテンツ戦略にとっても強力な武器となります。

では、「不朽の名作」「名コンテンツ」とはどういうものでしょうか。

時代を越える「名コンテンツ」のためのチェックリスト

  • 特定のタスクに対して、ステップごとに解説してくれているか?
  • 参考資料はあるか?
  • 最先端の記事はあるか?
  • よくある質問はあるか?
  • 専門用語や業界用語を解説しているか?

「名コンテンツ」はユーザーにとってもありがたいし、サイトにとっても価値があります。Win-Winってやつです。

 

その4:キーワード濃度は気にしない

あまりにも多すぎるキーワード濃度と、ちょうどいいところのうまいバランスというものがあります。一般的に、「セーフゾーン」は2〜4%と言われています。Googleのアルゴリズムは常に変化しているので、正確な数字というのは難しいんですけどね。では、どうやってパンダの気を悪くせず、かつSEOに効果あるキーワード出現率を確立するんでしょうか。

答えは「気にしない」事です。自然なトーンでキーワードが入っていれば何でもいいんです。キーワード濃度に集中したコンテンツなんで不自然になるし、ユーザーを無視している事は間違いないですよね。

 

その5:コピーコンテンツはダメ

学校で、他人の論文の盗作したらヤバい事になりましたよね?Googleでも一緒です。逮捕こそされませんが、サイトはぶっ飛ばされますよ。コピーコンテンツはパンダがすぐにやってきます。
他のサイトからインスピレーションを得るのはOKですが、その際は必ず自分の言葉を使いましょう。

 

その6:コンテンツは長く

最近では長文コンテンツの方がパフォーマンスが良いんです。検索順位にも響いてきます。

 

その7:テーマはブレない

サイトに特定の目的(ターゲットとなるキーワード)があるなら、そこからブレてしまっていると実はSEO上実害があります。例えば家事のサイトなのに、フィットネスにまつわる記事を載せる、みたいなのはNGです。そんなの常識かもしれませんが、サイトの軸がブレている時は起こりがちです。この問題を解決するためには、コンテンツの管理と編集カレンダーを使って下さい。

 

その8:フォーマット化する

先述しましたが、良くない構成のコンテンツはパンダの対象になる事があります。ヘッダー、サブヘッダー、箇条書きと段落整理すればずいぶんフォーマットが整理されます。

 

その9:リンクに値するコンテンツを考える

リンクに値するコンテンツを制作すれば、質の高い被リンクがもらえます。あなたが自分のサイトからそのページに個人的にリンクを貼るだろうかどうか、考えてみてください。あなたがリンクを貼ろうと思えるという事は、他の人もきっとそうだという事です。

 

その10:啓蒙的、教育的なコンテンツを考える

パンダ的にも、ユーザー的にも、啓蒙的・教育的なコンテンツというのはいつだって高い価値があります。情報価値があり、魅力的なコンテンツは優れたユーザー・エクスペリエンスを提供するからです。

 

 

 

パンダとペンギンは大混乱を巻き起こす事もありますが、もう眠れなくなるような心配はありません。Googleのアップデートに従ったコンテンツ戦略を行いましょう。今回ご紹介した内容は、どんなサイトにとっても、どんなビジネスオーナーにとっても、Googleと検索順位とloveにおいて成功するコンテンツ制作に必要なものえす。

低品質なコンテンツは避けましょう、という事ですが、要は「横着するな」という事です。時間を書けて、あなたの財産(=コンテンツ)を築いていきましょう。

 

10 Content Strategy Tips to Beat Panda and Penguin ( Search Engine Journal )

 

SEO Scene解説

基本的に「質の高いコンテンツを作ろうね」という至極出尽くしたアドバイスが中心になっていますが、「リサーチを徹底的に行う」「サイトテーマはブレちゃだめ」など、わかっちゃいるけどなかなか難しかったりする指摘もありました。

特に「テーマをブレさせない」という事に関しては、これは「スタッフが今日食べたお昼ごはんについての記事みたいな、関係なさすぎる記事を上げるな!」という当たり前の観点からではなく、逆に「テーマをドリルダウンする」という事が重要かと僕は思います。

自分のサイトのテーマをザクザク掘り下げた時、どんな「金塊」にぶち当たるかわかりませんからね。それこそ「徹底したリサーチ」が必要になります。
またそんな「金塊」コンテンツはえてして唯一無二のものになりますので、被リンクも得やすく、もちろんパンダアップデートなんて対岸の火事になります。

どんなコンテンツを制作すべきか決めかねるときは、複数人でブレストするといいと思います。

検索エンジンマーケティング担当。
正攻法に特化したSEOコンサルタントとして、大小様々なサイトのSEOを指導。
フォースと共にあらんことを。

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