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SEO対策はWEB広告じゃなくてWEBマーケティングです、という事を改めて

2015/01/06カテゴリー:SEO対策コラム

http://blog.marketing.itmedia.co.jp/kurosu/entry/705.html

SEO対策をWEB広告の一環と捉えて運営していませんか?

明確な意識はしていなくても、無意識に「広告的」な考え方、投資の仕方をしていたら要注意です。
なぜなら、SEO対策は広告でなく、WEBマーケティング戦略の一環にあるからです。

とりわけWEB上での広告は、すべてが数字になって現れます。
いくらの費用をかけ、いくらの反応があったのか、明確な効果測定が行えるのが利点です。
ところがこのシビアな数字感覚をSEO対策に持ってくると絶対にうまくいきません。

 

ときどきSEO対策コンサルティングの導入を検討されている方に、効果シミュレーションを提出して欲しいと頼まれることがあるのですが、SEOとその効果シミュレーションは非常に相性が悪いんです。
だって、もしあなたがランニングを始めるとして、1ヶ月目で◯キロ走って、体重が◯キロ減少予定、2ヶ月目はこうで、体脂肪率は◯%になって…なんてシミュレーションはしないし、そもそも予測なんてできませんよね。

そして、シミュレーションができない=先が不明瞭な物事は自然と後回しにされてしまい、うまく対策が進まないケースを多く目にしてきました。

 

こういった事象について、株式会社アルコの黒須さんという方のブログにとても共感できる箇所がありましたので、引用させていただきます。

 

SEOをマーケティングではなく広告の一つとして考えてしまうと、いくらかけたら何人増えるという発想から話が進まず

システム回収の費用対効果が算出できず、優先度が低くなる

仮に検討しても外部リンクにいくら投資したら、どれくらい順位があがるというシミュレーションという話になりがち

そうなるとロングテールキーワードは集客効果の算出が極めて困難なので必然的にビッグワード集客に関心が向かう

ビッグワードはロングテールコンテンツの積み上がりが無いと成果が出ず積んでしまう

みたいなことが起こりがちです。

ウェブマーケティングの重要性に理解があるマーケターや経営者はとりあえず成果がでるかわからならいからやってみるというのが基本スタンスですし、改善体制を社内でもっていることが多いです。

資本力のある大手企業は広告発想になるので、システム回収を含めた費用対効果を算出しにくい施策を採用しにくいのに対しスタートアップはゲリラ的に素早い改善を社内で回してまくっていくというシーンをよく見ます。

http://blog.marketing.itmedia.co.jp/kurosu/entry/705.html

 

広告感覚で費用対効果をシビアに求めるのではなく、WEBマーケティングのコア要素としてとにかくやりきる、というパラダイムシフトができている所はほんとうに強いです。
スピード感とフットワークが違います。そうすると自然とすごい勢いでサイトの整備と拡張が行われていきます。きっと競合サイトもみんなガクブルするような仕上がりです。もちろんそれだけやりきれば結果もしっかり付いてきています。

ここでの決定的な違いは、

効果が出るかわからないものに、カネは出せない

のか、

効果が出るかわからないから、とりあえずやってみる

のかどうかというポイントです。

フットワークの軽い企業やチームは黒須さんの言うように「ゲリラ的に」トライアンドエラーを行います。

 

彼らは、莫大な資金投資をかけているわけではありません。コアにあるのは時間と情熱だけです。そんなサイトが、多額のシステム費用を投資したサイトをしれっと抜き去っていく様子も見たことがあります。

 

 

ちょっと話が脱線しますが、先日昔からの友人と久しぶりに再開して新年会をしてきました。
彼は僕が学生時代、一緒にバンドをやっていた仲間で、僕は今こうしてWEBの世界にやって来ましたが、彼はずっと音楽を続けて、ついにメジャーデビューの夢を叶えてしまった人物です。
彼は毎日ひたすら音楽の事を、バンドの事を、歌とギターの事を考えているそうです。性格は昔からよく知っているのですが、とてもストイックで没頭するタイプの人間です。
そんな彼を素直に尊敬して、どうしてそこまでガムシャラに、ストイックになれるの?と聞いてみたら、こんなふうに答えてくれました。

「隣を見れば、才能の塊、センスの塊みたいなヤツらが横一線にズラーっと並んでる。そんなヤツらの中に混じって、自分が頭ひとつ抜きん出るためには、想い続ける事、物量で勝つしか無い。」

 

なぜこんな話を引き合いに出したかというと、SEO対策においても、とにかくやりまくること、やり続ける事が大切だと思うからです。
先出の黒須さんの文章にも「ビッグワードはロングテールコンテンツの積み上がりが無いと成果が出ず積んでしまう」とあるように、本当に積み重ねが大切だと思うからです。

大きな投資ができなくても、コツコツとページを増やしたりコンテンツや記事を積み重ねていく事は無料〜低予算でできてしまいますよね。

SEOをマーケティングの一環と位置付けて考える事ができれば、コツコツと積み重ねていかなければいけないこと、費用をかけずとも出来る事がたくさんあること、明確なリターンを求めすぎるのはちょっと違うっていう事が理解できるはずです。

 

2015年も、知恵を絞って良いサイトを作っていきましょう!

 

検索エンジンマーケティング担当。
正攻法に特化したSEOコンサルタントとして、大小様々なサイトのSEOを指導。
フォースと共にあらんことを。

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