小規模サイトが大手サイトに勝つ、たったひとつの方法
2014/06/12カテゴリー:マット・カッツ
色んな所で、色んな事が言われていますが、被リンクはまだまだSEOにおいて最重要要素のひとつ。
だから巨大なサイトほど目立ちやすく、リンクも集まりやすくなります。
そうなると巨大サイトの検索エンジン上でのパワーは雪だるま式にどんどん大きくなって、もはや競合相手として適うレベルじゃなくなってしまう。
小さな規模のサイトは、そんな大きな壁にどうやって立ち向かっていけばいいのか?
というか、もともと有名ブランドのサイトは勝手に人が集まるし、フェアじゃないんじゃないか?
結論:まずはスモールエリアから攻めろ!
質問
「優れたコンテンツを持った小さいサイトは、どうやって上位のサイトに勝てるんですか?
地域or全国区の実店舗ブランドのサイトはたくさんトラフィックが得られるし、順位も上がりやすい。そうするとまた沢山のトラフィックが得られて…以下無限ループっていう、悪循環があると思うんですが。」
マット・カッツ
「こういう質問は・・・ちょっと不快(笑)
そもそも、この質問の前提が間違ってると思うよ。ただ有名なブランドだからってだけで、勝手に順位が上がっていったり、トラフィックが増えていくなんて。
柔軟でスマートなサイトや、ダイナミックかつ反応の速いサイト、大手サイトよりも素速く新しいアイデアを生み出すサイトが、検索上位に表示されるのを何度も何度も見てきた。
優れたコンテンツを持っている小さいサイトが、大手サイトをしのげない、なんてケースは無いよ。
つまり、小さいサイトが、成長して大きいサイトを食うっていうのがよくあるんだ。例えば、MySpaceからFacebook、FacebookからInstagram、みたいなね。
そういう小さいサイトが、超巨大サイトになっていくっていうのは、よくある事なんだ。Alta VistaとGoogleもそうだ。
(Alta Vista・・・現在では閉鎖された、Google登場前に一世を風靡していた検索エンジン)
それは、彼らがユーザーエクスペリエンスの向上や、価値あることの提供により優れていたからだ。
調査結果とか、高品質なリポートとか、ある問題に対する深い洞察とかね。
どの地域にいようが、他の競合より良い事をやれば、時間と共により良い結果が期待できるようになる。
でも1つ気に留めておいてほしいのは、1人で運営しているサイトで、200人体制のサイトと対峙するのは、はじめのうちは大変になるだろう。
だから最初は、ニッチな小さいトピックに集中する事を考えて欲しい。それで、オッケーこのエリアは制した!ってなったら、そこからより大きなエリアにじわじわと出て行くんだ。
この説明をするとき、僕はときに「カタマリ理論」を例えに出すんだ。
最初は小さなカタマリから始まって、どんどん転がって転がって、どんどん巨大になっていくだろう。
かつてなりたがっていたような、誰もが知っているようなサイト、周りのサイトたちに、「うわー、でっけぇサイトだな、どうやったら勝てるかな」と言われるようになるまでね。
ウェブの歴史を振り返れば、みんな同じフィールドで競い合っていたんだ。その中から、小さいサイトたちが努力して大きいサイトになっていった。
だからがんばって!うまくいくといいね。
優れたコンテンツを作ることを諦めないで!それこそが、検索上位に行くためのベストな方法だから。
SEO Scene所感
小さいサイトが巨大サイトに立ち向かうとき、どうすれば・・・
マット・カッツが教えてくれた具体的な答えといえば、「まずはニッチな、ピンポイントから攻めていく」という事でした。
僕自身、メインとするビッグめなキーワードで上位表示を達成したいとき、
まずそのキーワードやサイト内容を分解、細分化し、スモールエリアから攻めていくことで、最終的にはじめに狙いたいとおもっていたビッグめのキーワードで戦えるようになった、という事はよくあります。
小さなことからコツコツと!っていうのがマット・カッツの答えでした。
ちょっと肩透かし感?
にしても、動画の中で「Katamari = 塊」と発言していたのに驚きです。
カタマリって海外でも通じるのか・・・知らなかった。
この記事の続編”マット・カッツの「カタマリ理論」こそ、これからのSEOの鍵だ。”公開中!