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ツールでは測れない!流入キーワードをチェックして、検索ニーズを捉えた集客を

2014/09/02カテゴリー:実用SEO対策

流入キーワードから検索ニーズを考える

はじめに

 

戦略的なSEO対策とは、検索ニーズにマッチしたコンテンツを制作する事です。

ニーズを捕らえる検索結果、ユーザーが実際に検索エンジンに叩きこむキーワードを予測し、可能であれば競合調査を行い、狙い目のキーワードを選定、そこから集客することです。
その時に役立つのが、Google Adwordsのキーワードプランナーと、Yahooプロモーション広告のキーワードアドバイスツール
これらのツールを活用すれば、どんなキーワードが月間何回程度検索されているのかがわかります。
ただし注意したいのは、このツールによって導き出されるキーワードと数値は極めて局地的であり、かつ必ずしも正確なものではなく、ツールには上がってこない人気のキーワードがたくさん存在する、という事です。
本記事を通じて、みなさんに「検索ニーズを読み解く」ことについて考えていただければと思います。
このブログ「SEO Scene」での実例をご紹介しましょう。


 

たとえ僅かな流入でも

 

7月に投稿した記事「これを知りたかった!ツイート、いいねしてくれた人が誰かを調べる方法」は、おかげさまで毎日検索エンジン経由で50件前後の流入が発生しています。単純計算で、およそ30分おきに1人の方がこの記事にアクセスしてくださっているという事です。嬉しい限りですね!
人気ブロガーさんの記事に比べればヘッポコかもしれませんが、読んでくれる人がいて、僕が喜んでる事には変わりありません!

この記事はそもそも、流入キーワードを確認している際に「snsのシェアをトラッキングする方法」というキーワードがあったために書き下ろしたものです。
上の記事の冒頭にも書きましたが、せっかく特定の情報を求めてブログにアクセスしてもらったのに、お出し出来るものがないのは偲びねぇなと思ったからです。

わずか1件でも、確かに流入のあったキーワード

それに、「snsのシェアをトラッキングする方法」というキーワードで流入があるという事でしたら、その関連・同義キーワードでの流入やニーズも確実に存在するはずです。
「Twitter リツイート トラッキング」「Facebook いいね 誰が」などなど・・・

このように、たとえ一つ一つのキーワード規模は小さくても、関連・同義キーワードをひとまとめに考えれば大きなニーズがある分野というものが存在するはずです。
細かなキーワードニーズに応えるコンテンツや記事を制作しようと思うと、自然とロングテールキーワードが沢山言及される事になりますので、カタマリ理論上でも非常に健全な戦略になります。

「塵も積もれば山と成る」ことを、是非ご実感下さい。

 

ツールでは測れない、隠れたニーズ

 

先に述べた通り、YahooとGoogleのキーワードツールで導き出されるキーワードとは、とても局地的で、ツールには上がってこないキーワードというのが必ずあります。
最も確実で効果的なキーワード対策とは、実際に今現在発生している流入キーワードをしっかりと確認し、自分のサイトがどれくらいニーズに答えられているかを考える事です。

流入キーワードを探るには、Googleアナリティクスを活用します。
アナリティクス左部メニューの、
集客>キーワード>オーガニック検索
から、期間中に流入が発生したキーワードを確認することができます。

集客>キーワード>オーガニック検索

※リストの一番上に、(not provided)という項目があり、さらに数値の大部分を占めているかと思いますが、これはGoogleが検索結果画面のHTTPS化したことにより、セキュリティ上キーワードの取得ができなかったものです。今のところ、この(not provided)の内訳を調べる方法は存在しません。

さて、実際にサイトにアクセスが発生しているキーワードをチェックしてみましょう。ある程度の規模感を持って運営しているサイトなら、かなり幅広いキーワードのバリエーションに驚かれるかと思います。こういうの眺めてるだけでも、結構楽しいですね。
ちなみに流入数(=セッション数)は、上述した(not provided)分もある事を考えると、実際にはもう少し大きな数値になるかと思います。

当ブログの流入キーワードを調べていると、今月中頃から急に「SEO対策 意味ない」という意味深なキーワードで流入が多く発生している事がわかります。
「seo対策 意味ない」での流入状況

一日あたり、平均して10件ほど。検索を行って当サイトに訪れないユーザーがいることを考えても、月間検索数は計算上300件以上になると予測されますが・・・

Yahooキーワードプランナーでは検索数無し

Googleでも検索数無しの結果

「SEO対策 意味ない」のキーワードの検索ボリュームデータは、Yahooキーワードプランナー、Googleキーワードアドバイスツールを使っても得られません。

このように、ツールには上がってこないキーワードニーズというのが、必ず存在します。
流入キーワード状況を使えば、隠れたニーズを捉える事ができます。
これは例えるなら、あなたがパン屋さんを経営していて、「くるみパンを買いたいんですけど〜!」と声に出して言いながら入店してくる人がなぜか毎日数人いるとします。
でもあなたのお店でくるみパンを取り扱っていなかったら?
そのお客さんたちは悲しい顔をして店を出ていくでしょう。
くるみパンが欲しい人がいるという事がわかったら、じゃあ販売しよう、となりますよね。

どんなキーワードに対する情報を求めてお客さんがやって来ているのか、定期的に確認することが大切です。
現実のお店では、上のパン屋さんの例え話のように、「◯◯を買いたい!」「◯◯を探してる!」と口に出して言いながらやってくる人なんて普通いません。
黙って店に来て、黙って出て行く。その人が何を探していたかなんてなかなか知り得ません。
でもWEBサイトなら、こうしてお客さんが探しているもの、頭の中が魔法のようにわかってしまう。
これを活用しない手はないですよね。

 

・・・ところで、「SEO対策 意味ない」でうちのサイトに来てくれた人たちはどんな情報を求めていたんだろうか?
「Googleが賢くなったから、SEO対策なんてもう意味ないんだろ?」という同意見を探している人や、
「現在ではもう通用しないSEO対策のテクニックって、どんなものがあるんだろう」という情報を探している人もいそうですね。
「SEO対策 意味ない」で検索すると、「SEO対策を魔法か何かと勘違いしてる人が多すぎる件」の記事が1位になっているようです。でも多分、このキーワードの検索意図とは違う内容の記事なので、次の機会では、そんな人たちに応えられる記事を書いてみたいと思います。

検索エンジンマーケティング担当。
正攻法に特化したSEOコンサルタントとして、大小様々なサイトのSEOを指導。
フォースと共にあらんことを。

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