【激おこ】SEOにまつわるウワサをマット・カッツ氏がぶった斬る!後編
2014/04/27カテゴリー:マット・カッツ
「最近のSEOでアレはもう意味がないらしい」「実はアレがSEOで効果があるらしい」みたいな、
よくわからないウワサが現れては消えていくのがこのSEOという業界の常です。
前回の記事では、数あるSEOのウワサの中から、「検索結果の広告枠を買うとSEO順位に影響がある」はあり得ない。とマット・カッツが否定した動画を紹介しました。
さて、その動画には続きがありまして、
マット・カッツが珍しく「ホワイトハット」「ブラックハット」という言葉を出して、無益なSEO対策に一石を投じています。
後半部分、ザックリ意訳してみましょう:
“もう1つのSEOにまつわるウワサと言えば、いろんなブラックハット系のフォーラムとか、ウェブマスター達の掲示板を見てて思う事があるんだけど、自分自身のためになるように考えてるの、ソレ?ってこと。
みんながグループになってアレコレ議論して、「そういうことか!記事を記事ディレクトリに投稿するのが1位獲得への近道だ!」とか、6ヶ月経ったら「OK、ゲストブログだ!まちがいない、ゲストブログをやれば1位獲得できる」とか、でも数ヶ月前には「リンクホイールだ!リンクホイールを作れば1位になれる!」とか言ってるのをよく見かける。
でもそういうのってほとんど一過性のものじゃん。
もしオンラインでお金を稼ぐ、サルでも出来る方法みたいなのがあるんだったら、みんなやりたがるワケだし、
もし今まであった問題を全部解決してくれるようなソフトがあって、それを買おうとしてるんだったら、それはちょっとズレた考えだ。
最近、ある記事を読んだんだよね。なんか自動ソフトを導入してるくせに、ホワイトハットSEOを謳ってる人がいるみたいなんだけど、
それってもう、言うならば銃を買って、それをハンマーとして使おうとしてるみたいな次元の話だと僕は思うんだよね。
ツールはたくさん存在するけど、それが原因で余計ヤバいような問題を起こしかねないぞ、っていうのを考えて欲しい。
だって、誰かがネットでラクして大金を儲けた!って言ってるのは、本当の話じゃないよ。もし本当なら、他人に教えるんじゃなくて自分で黙々とやり続けるだろうし。
だから、ネットの掲示板で見るようなツールとかサービスとか商品には、少なからず注意して欲しいんだ。
グループ・シンキングも避けて欲しい。
そして、グーグルが実現しようとしているメンタル・モデル・・・つまり、単純にユーザーに優れた検索結果を返してあげたいだけ、っていうのを理解すれば、ゴールにたどり着く方法がわかると思うんだ。そのゴールにたどり着けば、僕たちは君が作った優れたページを検索結果に返そうとするよ。
もし、そのゴールを度外視したら・・・つまり、セコい方法とか、道を逸れたやり方とか、ブラックハットとかスパム行為みたいな事をすれば、
僕たちに捕まるのも時間の問題っていうだけ。
・・・いつもアルゴリズムの穴をつこうとしたり、一般のユーザーが求めているものとは真逆の方向に向かってるような人たちだよ。”
この話を聞くと、グーグルは本当に、web上の警察のような存在だと思わされますね。警察であると同時に法でもありますね。
よく、「俺達はグーグル様が決めたルールに従うしか無いんだぜ」とかドヤ顔で皮肉っぽく言う人を見かけますが、
べつにグーグルが定めて実行しているルールってそんなに理不尽なルールなんて無いと思うんですよね。
それこそ本物の警察は道路脇に潜んでネズミ取りとか、ちょっとどうなのみたいな事したりするけど、
グーグルは至極フッツーのことをしようとしているだけで。
そんなわけで、今日はマット・カッツが改めて、ブラックハット派の思考を否定する様子を紹介しました。
What are some myths about SEO? (Youtube)