SEOにまつわるウワサをマット・カッツ氏がぶった斬る!前編
2014/04/24カテゴリー:マット・カッツ
SEOが大好きな皆さん、
好きじゃないけどやらなきゃいけない皆さん、
こんにちは。
SEOって実態がつかみにくいだけに、時にいろんなウワサ話が立つ事があります。
ウソかホントかわからんけれど、アレをやると順位が上がるらしい、とか、アレをやっちゃうとペナルティを受けるらしい、とか・・・。
そんなウワサ話をマット・カッツ氏が一蹴する動画を見てみましょう!
ウワサ:
Googleの広告枠を買えば、順位が上がる・下がる。
Googleは、そうして広告枠を買わせようとしているのでは?
結論:
ねーよ
広告枠とは、リスティング広告のことですね。
Googleにとって広告枠からの収入は非常に大きいので、
広告枠を買えば、サイトの順位が上がる!というウワサを流して、広告枠を暗にユーザーに買わせようとしているのではないか、というウワサに対して、
「陰謀論」とバッサリ。
同様に、広告枠を買うと順位が落ちてしまうという、という逆のウワサも否定しています。
「Googleのサーチ・クオリティー・チームとして、またGoogleで13年間働いてきた僕から言わせてもらうと・・・」と前置きをした上で、
GoogleにはGoogleのメンタル・モデル(=人間が実世界で何かがどのように作用するかを思考する際のプロセスを表現したもの)が存在し、
それは、ユーザーがハッピーになれるような、再び使ってくれるような、優れた検索結果を返してあげることだと力説。
その中で、誰かが広告をクリックする事があるならば、それはそれで素晴らしい事だけど、
広告枠を買わせるためにアルゴリズムをいじったりなんてしていないし、
広告枠を買ったところで検索順位には一切影響は出ない、という事です。
まー、そりゃそうですよね。
ただし個人的には、広告枠を買う事はSEO的に効果がゼロという訳ではないと考えています。
検索順位の指標のひとつとして、サイトに対するユーザーからの評価は必ず含まれていると思うのですが、
広告を出すという事はつまり「評価してくれるユーザーを金で買う」という事だと思うんです。
ホワイトハット派(?)には、「人工リンクには手を付けず、自然な被リンクを貰うのが一番」というポリシーがありますが、
そもそも自然な被リンクを付けてくれるユーザーが存在しなければお話になりません。
広告枠はそういうユーザーの母数を買う、という意味ではSEO的な効果はゼロではないと思っています。
話が逸れちゃったけど、
今回の動画の中でマット・カッツ氏は珍しく「ブラックハット」「ホワイトハット」という言葉を出しています。
動画の後半ではブラックハット派の考えをぶった斬っているんですけど
残り半分は後編でお伝えします!
What are some myths about SEO?(Youtube)