アパレルブランド系キーワードのGoogle検索結果画面でバグが発生中
2015/08/31カテゴリー:実用SEO対策
8月30日(日)の夜、クライアントワークで検索結果画面を調査していたところ、インデックス件数に異常を確認。
「ドクターマーチン 3ホール」というキーワードのインデックス件数がたった10件。そんな馬鹿な。
ちなみにbingでのインデックス件数は正常値。
ふむ、これはバグか何かなとTwitterに上げるとすぐに辻さんからのリプライ。
「ドクターマーチン 3ホール」のGoogle検索結果画面がおかしい?件数が10数件しか表示されない。
— Nakatani @riverch (@SEOScene) 2015, 8月 30
おお、面白い。2ホールだと1ページ目で終わりますね。 https://t.co/u6uNhNPztU
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2015, 8月 30
さらに、別の方からも同様の報告ツイートが上がりました。
っていうか色んな組み合わせで検索結果数が少なくなるバグ出てるな・・・ざっと試した感じでは、Googleショッピングに関連する検索ワードの場合にバグってるように見える。
— KEIZINE (@keizine) 2015, 8月 30
@tsuj 沢山ありすぎてどうしていいやらという感じですw 「アディダス スニーカー」や「ナイキ ポロシャツ」「サマンサタバサ 財布」などのブランド+カテゴリ掛けあわせ、「防水 リュック」などのブランド名なしでも結果が少なくなっています。
— KEIZINE (@keizine) 2015, 8月 30
@tsuj @SEOScene とりあえず今発見できた範囲ですと、ファッション・アパレル関係の区切り、また特定のアパレル系ブランドを想起させるワードの場合に発生しているように見受けられましたが・・・規模が大きすぎて私はお手上げです(´・ω・`)
— KEIZINE (@keizine) 2015, 8月 30
「ユナイテッドアローズ tシャツ」「シュプリーム tシャツ」なども検索結果件数が異常に少ない。一方で「ユニクロ Tシャツ」は通常通りです。
— Nakatani @riverch (@SEOScene) 2015, 8月 30
シャネル 財布 14件 コーチ 財布 13件 クロエ 財布 11件 財布 クロエ 12件 ポールスミス 財布 9件 ミュウミュウ 財布 10件 商標×財布 検索結果のバグ状況
— ツナブロ (@tsunagarublog) 2015, 8月 30
ナイキ スニーカー 15件 アディダス スニーカー 18件 ニューバランス スニーカー 15件 vans スニーカー 7,750,000件 プーマ スニーカー 13件 リーボック スニーカー 13件 ジョーダン スニーカー 14件 商標×スニーカー 検索結果のバグ状況
— ツナブロ (@tsunagarublog) 2015, 8月 30
アパレル系掛けあわせキーワードで広範囲に渡るバグが発生している模様
上のツイートにあるように、アパレルファッションブランド系の掛けあわせキーワードでのインデックス件数が異常になるバグがGoogleで発生しているようです。
Yahoo!もGoogleアルゴリズムを起用しているので、同様のバグが起こっています。
辻さんの情報によれば、日本時間の8月27日1時〜8月28日1時の間から発生していたようです。こういったデータをトラッキングしているというのが凄い…。
発生時間は日本時間8/27の1時から8/28の1時の間のどこかのタイミングみたい。金曜朝に自分で組んでるアラートに異常値が出てたけど忙しくて後回し、土曜に少し見たけど後でゆっくり調べようとしちゃって放置してた……金曜日朝に気づけたら違ったのに……反省orz
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2015, 8月 30
無理やり米Googleも見てみましたが、多分日本独自の不具合っぽい。
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2015, 8月 30
バグの原因は?
札幌のSEOディレクター、伊藤さんが秒速で記事にされていましたのでそちらに詳しいです。
検索エンジンまわりのあれやこれや: ファッション系クエリの検索結果数激減
目的は潰してもきりのない「中価格〜高価格帯のファッション系ブランド商品のスパムサイト・偽サイト」の除外か。しばらく前のオフィスアワーで「この手のスパムは対策しても次から次に湧いてくるんです!」とおっしゃっていたので、抜本的な対策に乗り出したのでしょうか。
おそらくスパムサイト対策のアルゴリズムがうまく動作していないのでしょうか。
上の記事でも述べられていますように、「グッチ 歴史」などのキーワードにも影響が出ているのが辛いですね。
「ドクターマーチン サイズ」とか「ナイキ パーカー 着こなし」といったキーワードでも適用されてしまっています。
単なるバグなのか「ネズミを殺すために核爆弾を用いた」のかはわかりませんが、真面目にアパレル系ロングテールキーワードを戦略的に攻略しているクライアントを見ている僕としては前者である事を願います。
ちなみにアパレル系、ファッション系のすべてのクライアントの8/27ごろからのorganic流入数をアナリティクスで確認したところ、とりあえず異常はなかったのでひとまず安心です。
ファッション系のサイトの関係者さんは、念のため8月27日ごろからの自然検索経由のアクセス数に変化はないか確認してみる事をおすすめします。
まぁバグっぽいのでこちらからの対策のしようはありませんが…。
バグっぽい感じですけれども、言わんとしている事は分かるかな。 ファッション系に限らずブランドクエリを含む検索結果表示に制限がかかっているものもあるのが興味深いです。
— 伊藤公助 (@self0828) 2015, 8月 30
先日のYahoo! 検索の件もありましたが検索エンジンも不具合がゼロではないので、このあたりはちゃんと気付けるようにしないとプロの仕事じゃないよなあ……気付けるシステムは組んでるのにそれを見たわたしがスルーするというのは本当に駄目だ……
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2015, 8月 30
なる早で復旧をお願いしたい所。。
— 伊藤公助 (@self0828) 2015, 8月 30