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【SEOと孫子の兵法】SEO上の勝利のための5つのポイント(謀攻篇)

2014/05/13カテゴリー:SEO対策と孫子の兵法

SEOは見極めが肝心

↑こんな無茶な戦いをしないために・・・

SEO対策っていうのはもうとにかくめんどくさいし、何が良くて何がダメなのか、コロコロ変わるし、
コンテンツ制作がいいですよと言われても、時間も労力もかかるし、何をどうしていいのかサッパリわからん!

・・・そうお嘆きの方も多いと思います。

「SEOと孫子の兵法」シリーズ3回目は、兵法第三章「謀攻篇」から、「戦わずして勝つ」攻め方を学んでみましょう。


自分のサイトの状態とリソースを正しく把握する。

 

戦争の原則としては、味方の軍勢が十倍であれば敵軍を包囲し、五倍であれば敵軍を攻撃し、倍であれば敵軍を分裂させ、等しければ努力して戦い、少なければなんとか退却し、力が及ばなければうまく隠れる。小勢では大軍に当たり難いのが常道だからである。
だから小勢なのに無理して強気ばかりでいるのは、大部隊の餌食になるだけである。

 

SEOもwebマーケティングも、戦争というわけではないので、うかうかしてたら競合サイトが自分のサイトをブチ壊しに来るとかいうわけではありません。
しかし、攻める方法を間違えれば、対策やコンテンツ制作などに費やした費用や時間、労力を棒に振って、結果的に自分たちの首を絞めることになってしまう、という事は起こりえます。

孫子は、自分の兵力をしっかり見極め、正しい攻め方をせよと説いています。ここでいう軍勢とは、コンテンツ制作などに費やすことのできるリソースに置き換えることができます。そして「敵軍」は目標にしたキーワードだったりKPIの事でしょう。大きなキーワードや目標を制したいならば、それだけ大きなリソースが必要になります。

軍勢とはリソースである。

僕がコンサルタントを担当させて頂いているお客様の中には、毎月1本のペースで、サテライトサイトを立ち上げる戦略をとっているお客様がいます。もちろんけっこう大変です。しかし、この戦略の意義や価値をしっかり理解して頂いているので、このために人材や時間などのリソースを確保していただいています。
これは、「軍資が豊富」な状態であると言えるでしょう。おかげで、「敵軍を包囲」することに成功し、業界において「どんなキーワードで検索してもだいたいココの名前が出るなぁ」という理想的な状態を作り上げることに成功しています。

 

自軍の規模を客観的に把握する。

同様に孫子は、「小勢なのに無理して大軍に当たるな」とも説いていますね。
「どうしてもこのビッグキーワードで上位を取りたいんです!」と意気込んでご相談頂いたお客様のサイトを見てみたら、ほんの数ページの小規模なサイトだった、という事は正直かなり多いです。当然、サイトのボリュームや質が及ばないので、キーワードを諦めるか、サイトをリニューアルしたり増強する必要が出てくるわけです。
大軍を攻める前に、まず自分の軍勢を客観的に把握する必要があります。

 

勝利するための5つのポイント

勝利を知るためには、5つのポイントがある。
1つは、戦って良い時、戦ってはいけない時というのをわきまえること。
2つ目は、大軍と小勢、それぞれの運用方法の違いを知ること。
3つ目は、上下の情報共有、意思疎通ができていること。
4つ目は、事前によく準備を整えておいて、油断している敵に当たること。
5つ目は、将軍が有能で、主君がこれに干渉しないこと。
これら5つのポイントが、勝利を知るための方法である。だから、敵情を知って味方の事情も知っておれば、百回戦っても危険がない。敵情を知らないで味方の事情だけを知っていれば、勝ったり負けたりする。敵情を知らず味方の事情も知らないのでは、戦うたびに必ず危険である。

 

戦って良いキーワード、だめなキーワード

まず、SEOにおいて、攻めるべき・避けるべきキーワードやジャンルというものが存在します。
「これは難しい」と判断する方法はいろいろあるのですが、たとえば、アフィリエイト系サイトが上位を席巻しているキーワードや、2ページ目3ページ目に進んでみてもトップページがインデックスされていたり、そのキーワードがタイトルに含まれているページが続いているようであれば、一筋縄ではいかないキーワードと判断することができます。
逆に、そこまで競合サイトが存在していないキーワードは狙い目ですよね。「戦って良い時」と言えます。

自分のSEO勢力を分析する

自分のサイトが、競合サイトが溢れかえった戦乱地帯に出撃して勝ち目があるのかどうか、客観的に判断する必要があります。
また、リニューアルやコンテンツ追加などで今後充分に増強されている見込みがあるかも検討します。
SEOに詳しい人や、SEOコンサルタントに相談するのがいいでしょう。
僕のブログなら、「SEO」というキーワードをメインで意識しているのではなく、「SEOコンサルタント 名古屋」というキーワードを意識しています。いきなりデカイところを狙わずに、まずは身の丈を知ろうっていう事ですね(笑)

スタッフ全員で共有する

サイトの運営者、制作スタッフ、コンサルタントとがしっかり情報共有、意思疎通しておくことも重要です。
サイト、コンテンツ、ブログを制作・運営する際に、「いつまでに」「誰が」「何を用意して」「何を仕上げる」という指標と、その目的を共有しないと、戦略を立てることすら出来なくなるでしょう。

リリースのタイミングにも気を使う

制作物は出し惜しみなく、しっかりと準備を整え、狙い目のジャンル、タイミングに向けてリリースします。
たとえば僕のブログなら、なるべく日曜日に記事を公開できるようにしています。なぜ日曜日なのかというと、前日の人気記事をまとめるブログポータルサイトを意識しているからです。日曜日は投稿数が少ないので、月曜日に公開される「前日の人気記事のまとめ」で目立ちやすくなるのです。
逆に言えば、金曜日、土曜日の投稿も、次の日の閲覧者が少なくなりそうだから避けています。

リーダーは正しい知識を

制作の指揮をする将軍(=リーダー、上司)は当然有能でなければなりません。また、SEOやWEBマーケティングについて正しい知識を持っている必要もあります。
社内にそのような人物がいないなら、信頼できるコンサルティングを依頼しましょう。
SEOもブログ運営も、はじめのうちは目に見える効果を実感しづらいので、モチベーション維持に苦労するかもしれません。しかしそこは、リーダーやコンサルタントの方針を信用し、とにかく続けてみてください。
少なくとも、SEO対策において効果を実感できるまでの目安期間の3ヶ月間はとりあえず持続してみることをオススメします。

 

 

まとめ

以上、孫子の兵法「謀攻篇」から、SEO/WEBマーケティングに活用できそうな内容をお伝えしました。
必要なのは、キーワード・競合サイトという「敵軍」と、
自分のサイト、リソースという「自軍」を照らしあわせ、
しかるべき規模感を持って攻めろ!ということ。

うまく狙いのキーワード群で上位表示がなされれば、こっちのもの。

「戦わずして勝つ」方法を確立していきましょう。

検索エンジンマーケティング担当。
正攻法に特化したSEOコンサルタントとして、大小様々なサイトのSEOを指導。
フォースと共にあらんことを。

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